2005/12/25 備忘録、本の抜粋の転載 [詩人・読書]
個人的な備忘録
サイト閉鎖に伴い転載
本の抜粋。書名は現在不明
2005/12/25 17:40
そのカメさん、生前「私は独り言の名人ですよ」といっていた。・・・・・
お月様に向かって話しかけ、独り涙したという。これまでお会いしてきた愛楽園の多くの人たちは、どの人もどの人も独り言を言いながらその苦難に耐え、生き抜いてきた。・・・・・
愛楽園で出会った人が言いたかったこと、そして私がその出会いを通して勝手に理解したことは、「独り言」を言うということはブツブツつぶやくことではない。自分の心の中の深い深いところに話し相手がいて、この世の誰もが理解してくれなくても理解してくれる存在がいて、自分を見守ってくれている。自分は一人ぼっちではない、共なる存在との間から生まれてくる独り言である。自分の心の深いところに真の話し相手を持っているか否かが、人生旅路を旅する上で大切な要素ということである。
私は、その共にある存在、独り言が言える相手を旅の伴侶と思っている。P318~p326
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