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宮迫千鶴 「官能論」~祝福としてのセックス~ [宮迫千鶴]


官能論―祝福としてのセックス

休日は、非日常なことをしようと毎週々々外を出歩いていたためなのか、あるいは先週不規則な生活をしていたためか朝起きてから断続的に睡眠。
今日は蒜山に行こうと思ったら夜中から雨。
今日もどんより天気である。

さて、本日は読書でもするか。
人から宮迫千鶴「官能論」を勧められた。
私はセンセーショナルなタイトルの本を好まない。
したがって勧められたこの本も勧められるまま買うには買ったが、どうにも手に取る気になれないでいる。
円環する男と女―両性具有の時代へ」というセラピストの加藤清氏との対談集は良かった。
大阪で一度偶然著者と会って話を聞いた。
ただ、それは偶然会ったということと、話を傍らに座って酒を飲みながらただ聞いていただけの事でこれをもって宮迫千鶴というエッセイストを知ったというには程遠い、という事で先週彼女の本をタイトルから勝手に中身を想像し手当たり次第10冊も入手してしまった。到着してみればどうにも手に取る気分にならない本もあるが、今日は彼女の本を読んでみようと思う。
と、言いたい放題だが宮迫千鶴さんの本が私は好きである。

午後、地面が乾いているなら経山登りに行こう。


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円環する男と女―両性具有の時代へ(仕掛中) [宮迫千鶴]

円環する男と女―両性具有の時代へ

円環する男と女―両性具有の時代へ

  • 作者: 加藤 清, 宮迫 千鶴
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本


この本は冒頭部分で『男はもう論外』と突き放されているものですから最初はムッとしました。
女性の社会進出肯定という今更・・・・なテーマの面白くない本なのかなぁ。と思ったのですが読み進むうちにちょっと様子が違う。
『現在は男性化した女性が社会進出したに過ぎないよね』
とあって「ありゃりゃ違うのね。」と来るわけです。
つまり『女性がいくら社会進出したところでそれは女性が「男性性」を獲得したまでの事で、本当は女性の「女性性」そのものが社会進出し「男性性」と調和していかなくてはならない』という事なんですね。
つまり、外見として性別としての「女性」が社会進出を果たしたとしても、それは「男社会=ルールにガンジガラメニされた社会」での進出に過ぎず、直線的な行動原理を持つ「男性性社会」がこのまま続けば行き詰まりになるのではないか?、女性本来が持つ価値観が社会に反映されるべきなのではないかというところに主題があります。
ボクは自分が「男」であるというところに比較的こだわりの強い人間だと思います。しかし一方で「男」であることにこだわり続ける姿勢に行き詰まりを感じ始めてもいます。言い方を変えれば女性の価値を認め始めているというか・・・。特に最近個人的にお会いした方々、やや女性の方が多いのですが彼女たちの人間性の深さに素直に「素晴らしいな」と思えるようになってきました。

この本には沖縄に古代から連綿と続く祭りの意味やAC(アダルトチルドレン)の話など話題は多岐にわたります。
沖縄(それも離島の)お祭りは一度この目で見てみたいなと思いました。本土のお祭りといえば男主体の荒っぽいダンジリ、お神輿を想像しますが、沖縄のお祭りは男女協働なのだとか。つまり男衆は「行動する」という形で、女衆は「在る」という形で協働であり、本土のお祭りでは女性はギャラリーに徹することが少なくなくそれも「在る」といえばそれまでなのですが・・・。しかし沖縄のお祭りでは「在る」という事に深い意味づけが行われていて参加しているとその事がよく分かると加藤清さんはおっしゃられています。

AC(アダルトチルドレン)の問題は精神医学の世界ではもはや「病気」という定義ではなく「現代人の標準形」という定義であるのだとか。またACであったとしても高度な社会適応性を発揮してケネディやクリントンのように大統領にまで登りつめた人もいますし(ブッシュも多分ACだと思うのですが彼の場合社会適応性に関して・・・な気がします。)、AC=社会適応できない人というわけではないようです。
で、ACが爆発的に増えてしまった理由は日本では地域コミュニティーの実質的な意味付けが失われたり、大家族制や核家族の崩壊で、子供が100%の信頼をおいて発達の初期段階を過ごす事ができなかったためだとか。(※「ベーシック・セキュリティ」の欠如。くれぐれもAC=悪い、劣っているということではありません)。日本では団塊の世代以降はキチンとベーシック・セキュリティを確立できた人のほうが稀だと記されており、それにはボクも納得できました。
ボク自身地域社会が大音響を立てて崩れ去るのを目の当たりにして育ったし、確実にACだと思います。
ただしベーシック・セキュリティは成長期を過ぎても確立することが可能で、アメリカのキャリアウーマンは骨董屋で他人が見れば何の変哲もない「アーミッシュ」の顔のない人形を見つけたことがきっかけでココロの安定を獲得したり、既にベーシック・セキュリティを獲得した人や社会との出会いにより急速にベーシック・セキュリティを確立することができるのだとか・・・。
ボク自身、今ベーシック・セキュリティの確立期にあるのかもしれません。
そんな気がします。

※ベーシック・セキュリティ:
エリクソン、E.H.によって提唱された心理社会的発達段階の八段階のうち、最初の段階の発達課題。この時期に、主たる養育者による養育行動や対人関係の中で、安心感のある一貫した態度を受け取ることにより、乳児が養育者に対して肯定的な像を持つことができれば、その感情が人間に対する基本的な信頼感を形成すると同時に、自らへの信頼とさまざまな能力への信頼を形作ると考えられている。

<TB/リンク>
 ⇒ 58*blog
   銀座・ギャラリー58のブログ
   宮迫千鶴さんのスナップが掲載されています。
 ⇒桜子の美健楽ダイエット・ニュース
   宮迫千鶴さんの近況に少し触れてらっしゃいます。
 ⇒コタツムリ日記
   宮迫さんの『かぼちゃの生活』という本を紹介されています。


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