打ち抜き井戸(手堀井戸)サイト [井戸掘/雨水利用/エコ]
googleで井戸掘り器で検索してヒットしたサイトを紹介。
母方の実家は山の山腹にあり、古くは寺の跡地なのだとか。
系図は20年前の火事で消失してしまいましたが、先祖には僧侶がいたとの事で、
母方の実家は古寺の住職の係累なのかもしれません。
子供時代、実家の裏から山を探検すると井戸掘り跡がありました。
岩盤をかなり掘り進んだのですが断念したそうです。
現在は風化して井戸掘り当時は露出していなかったと思われる岩盤全体が露出しています。
巨大な硬い岩です。
この岩をえぐる様に井戸掘り跡があります。
良質の水を得るための凄まじい格闘の跡。。。。
実家には他にふたつ井戸があります。
現在も井戸水を飲用に利用しています。
実家の裏手の4,5m高低差のある井戸から引っ張っています。
高低差がありますからポンプは必要ありません。
自然流下ですから多少圧力不足で流量はやや物足りないですが。。。。
山の水という感じでかすかにコケの香りがあり(井戸はびっしりとコケに覆われています。)
私にとっては世界で一番旨い水です。
一方自宅の井戸は昨日書いたように鉄分を含んで飲用には利用できません。
なんとか飲用にも利用できるような井戸を掘りたいのですが、なかなか大変そうです。
堆積質の当地の地質の浅井戸では良質な水質が得られる井戸は無理なのかも。。。。
・井戸掘りにチャレンジ
本格的な井戸掘りにチャレンジされた記録
井戸掘り後の水道使用量変化、排水管図、リンクが充実
NHKにも取り上げられたそうです。
・自分で出来る打ち抜き井戸の掘り方
こちらも有名サイト。「手づくり井戸に挑戦」という本で井戸掘り器を考案、紹介されました。
ここで紹介されている「井戸掘り器」を使って井戸掘りに挑戦された香川県の方(いわば弟子?)
が夕方 のニュースで放送されたのを見て私も「自分で井戸が掘れるんだ」と驚きました。
・toychikin'sHOMEPAGE
井戸掘りの他、DIY関連が充実しています。雨水と井戸のハイブリッド活用や瞬間水量に
限りある浅井戸の自動集水システムなど応用技術は一見の価値あり。
・私の井戸掘り体験記 v(^-^)v(y・shibataさん)
toychikin'sさんのリンクより。
岡山平野部で井戸掘りに挑戦された方。
13.3mも掘り進まれたんですね。
びっくりしたのは13.3m掘り進んだところで土器片が出てきたという記述。
2つの粘土層の下からの出土という事は縄文時代、水位が下がった時代のものと
思われます。
有力な仮説では縄文時代は東北、北海道に人が多く西日本にはほとんど人が住んで
いなかったという事で当たらずとも遠からずと思います。
でも個人的には「本当かな?」と思っています。
13m以上掘っても鉄分を含んだ水が出たということです。
おそらく当地の地質もy・shibataさんのケースに近いと思われ、良質な水を得るには
少なくとももう一層掘り下げないとダメだと思われます。
一体何m掘り下げないとダメなんでしょ。
・打ち抜き井戸掘り
やはり岡山で井戸を掘られた方です。
我が家の井戸もおそらくこちらと同じく8,9mくらいの深さだと思います。
揚水システムもこちらとほぼ同じものです。
・「井戸掘り」それは失敗の連続だった
タイトルどおり3回挑戦されて成功された苦労話が参考になります。
後進は先達の失敗から学ぶのです。
・a well(井戸)完成編
なんと2m掘っただけで井戸が出来てしまうんですね。
使ってみた道具と所感が参考になりました。
・井戸掘り
池田式ドリルによる井戸掘りを画像付で紹介。
池田式ドリルは粘土質の掘削に特に効率的との事です。
空気圧で吸引する方式の曽我部式井戸掘り器の場合、硬い粘土質の掘削に苦労されている
と思われ池田式ドリルはこの点良さそうだなと思います。
また曽我部式の場合、井戸本体と井戸掘器の間に石が咬み込んで抜けなくなるケースが
あるそうですが構造的に池田式ドリルでは咬み込みのリスクはないだろうと想像しています。
道具を自作するのに苦労しそうですが。。。
・井戸堀器の作り方
池田式ドリル型井戸掘器の製作方法が紹介されています。
鉄板を円状に切り出して穴を開けてねじって鉄棒に巻きつけ溶接するという工程で、円盤を
作るのが大変との事です。
ホームセンターで円盤状の鉄板なんて売ってないのかなぁ。
最近はDIY用途の溶接機もホームセンターで売っているのですが5万円くらいはするようです。
なんとか簡便に自作する術を考えたいです。
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初版:2007-06-19 05:18:57
千葉には上総井戸掘りの伝統があります。動力は使いません。それを利用してアフガニスタンで井戸を堀り、灌漑用水の土木工事をしているペシャワール会の中村哲医師がいます。あるものを利用して、また、日本の古い伝統のある方法で緑の大地をつくっています。私は中村医師の本を読んだり、淡々ととした静かな、けれどもきっぱりとしたお話を聞いてとても感動しました。
by 会留府 (2008-08-15 18:02)
会留府さん
コメントありがとうございます。
私の住む土地は江戸時代初期になって初めて組織的な開拓の手が入った地域で、井戸を掘っても2,3分放置しただけで薄いコーヒー色に変わってしまうようなところです。
不味い、おいしくないでは足りないほど鉄臭い水です。
水道が通った瞬間、仇でも討つかのように皆井戸を埋めてしまいました。
もっとも、古代は豊富な砂鉄を採集して製鉄が栄えたのですが。
渇水対策のためこれまた近所中掘り返しましたが専ら水撒き専用です。
こちらでは水不足が深刻で有効な対策も期待できませんから飲用可能な水源を確保したいところです。
少し研究させていただきます。
部材コストの高騰で、田舎の農村でも、棄農地に嫌というほど生えている竹と石っころを可能な限り利用して圃場整備に努めています。
結果、強度にはほとんど問題がなく「俺たちは今までなんであんな高い部材を買っていたのだろう」という事になっています。
耕さなくなった土地はサッと手放しやすいよう農業行政が変わり、異常な高値の農業機械が安くなるよう(なんでトラクターがセルシオより高いんだ)取り組んでもらいたいこの頃です。
ありがとうございました。
by binten (2008-08-15 23:01)
いろいろと教えていただいてありがとうございました。
私の住んでいる千葉市では上総井戸掘りについての教育はあまりなされていません。千葉市に住んでもう30年からたちますが、川が少ないので始めは驚きました。(陸稲をはじめてみました。)それにしても日本の職人の技術には驚くことばかりです。エコで必要なのはこういう考え方なのではないかと思います。
by 会留府 (2008-08-18 16:06)
会留府さん
こんばんは
こちらこそ上総掘りをお教え頂きありがとうございます。
動画を見て、ようやくその原理が理解できました。
理にかなった井戸掘り法だなと思いました。
知りたいな、と思う事が沢山ありますが、気長に
「上総掘り、上総掘り」と言っていれば、不思議な繋がりが
できるだろうと楽しみにしております。
ありがとうございました。
by binten (2008-08-18 21:50)