瑠璃の森に棲む鳥について(立松和平、山尾三省対談集) [山尾三省]
心に残った言葉。
実はまだ半分ほど読めていません。(-_-;)
時間の旅というのはちょっと今忘れられていますね。旅が空間の旅になってしまったというのが近代ないし現代の特徴かもしれませんね。
<中略>
旅というのは空間の旅だけではない、人生というたび、生きるという旅もあるんだということに気がつきましたね。
山尾三省P37~P38
全ての人間がよく考えてみると言葉でも生きているんですよね。僕も最近ほんとに思うんですけど、善い言葉を持つ必要があると思うんです。善い言葉を持てば、神を持っていることと同じことなんですよ。その善い言葉が神なんですよ。それはまさに聖書にいわれているように、初めに言葉があった、言葉は神であったと、ヨハネ伝でしたか、そういう言葉がありますよね。善い言葉を持つということは神を持つことなんですね。それは仏を持つということでもありますけど。
山尾三省P58
「犀(さい)の角のようにただ独り歩め」-もうこれなんですよ。その言葉でぼくなんかある意味でここまできているんですよ。生きているんです。その言葉一つで終わりまでいけるんですよ。
山尾三省P59
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